【体験談】非常勤講師の働き方メリット・デメリット3選!
こんにちは!はやとです。
今回は非常勤講師という働き方のメリットとデメリットについて紹介します!
- 高校数学講師1年
- 中学校数学講師半年
ぼくは新卒で1年間公立高校の非常勤講師をした後、公営塾のスタッフとして働く傍ら、半年ほど中学校の非常勤講師を経験しました。
この記事では、そこで感じた非常勤講師の働き方のメリットデメリットをまとめています。
非常勤講師のメリット
授業に専念できる
非常勤講師の仕事は基本的に
「授業をすること」です。
出勤→授業→退勤
仕事の流れは極端に言うとこんな感じ。
だから、仕事は完全に授業に専念することができます。
常勤講師/正規教員の場合
一方で常勤や正規教員の場合、仕事は授業以外にも多岐に渡ります。
- クラス運営
- 保護者対応
- 校務分掌
- 部活動顧問
職員室で見る先生方はいつも本当に忙しそうで、いつ授業準備しているんだろう?と不思議になるほどでした。
非常勤講師の毎日は授業の実践と振り返りの繰り返し。
もちろん、授業準備が必要になりますが、勤務時間もそれを考慮して、50分の授業に対して90分ほどの勤務時間を設定されていたりします。
他の仕事に時間をとられることがないので、より良い授業づくりについて時間をかけて考えることができます。
1年目は授業することに慣れるまで時間がかかったから、授業に集中できたのは助かった😅
正規の先生方は長い勤務時間の中、多くの時間をパソコンとにらめっこ。
生徒と直接関わることが好きな自分にとって、勤務時間内のほとんどが生徒と直接関わる授業の時間というのも良いポイントでした。
副業ができる
正規の教員や常勤の講師になると申請等のハードルが高いかもしれませんが、非常勤講師はそれよりは簡単に、副業ができます。
【高校非常勤時代】
・放課後等デイサービスのアルバイト
【中学校非常勤時代】
・公営塾スタッフ
・対面/オンライン家庭教師
高校非常勤のときは授業が終わったら放課後等デイサービスで小学生と関わり、
中学校非常勤のときは授業が終わったら公営塾で高校生を指導。
土日に中高生の家庭教師というような形で働いていました。
非常勤講師の仕事だけでは収入的に厳しいという実情もありますが、やってみたいと思ったことをすぐにやってみちゃえるという点でとても楽しくやっていました。
副業することのメリット
さらに、副業をすることでデメリットを感じたことはなく、むしろメリットを実感したんです。
- その土地の知り合いが増える
異動で知らない土地に来て、知り合い0で勤務スタートなんてこともあり得る中、複数の職場で知り合いが増えると安心できます。
非常勤って他の先生との接点がつくりづらく、そこから知り合いを広げるのは難しかった😓
非常勤講師は勤務時間も短く、授業でほとんど職員室にもいない働き方なので、仕事上のコミュニケーション以外で他の先生方と仲良くなるのが少し難しい環境です。
そこで、他の仕事を同じ土地でやっているとその土地の知り合いが増え、オススメスポットを紹介してもらったり、たまには食事に行ったりなどプライベートの充実にも繋がりました。
- 視野が広がる
学校で働いていると、学校外の情報に触れる機会があまりありません。
他の仕事でも同じことは言えると思いますが、今まで学校に通って勉強してきた自分が学校で働くという流れでは、本当に学校の外の経験が無い。
そんな状況の中で学校の外での経験をしたり情報が取れるというのは、副業のメリットの1つだと思いました。
- スキルの相乗効果
放課後等デイサービスでは小学生と関わり、声かけの仕方や子どもとの関わり方を考える上でとても良い経験になったし、障害についての知識と対応の実践もできました。
オンライン家庭教師では、オンラインでの指導力とそのやり方が身に付き、公営塾での指導にも活かされました。
それぞれの仕事で得た知識や技術が他でも活かされるのも、副業のメリットかと思います。
時間拘束が少ない
非常勤講師の勤務時間は自治体にもよりますが、授業1コマにつき60分だったり90分だったりと時間で決まっています。
その時間だけ出勤して授業を行えばok
受け持っているコマ数は個人差が出ますが、正規の教員と比べると圧倒的に拘束時間は短いです。
だから、他の時間を副業する時間に使ったり、趣味の時間に使ったりすることができます。
ぼくはアルバイトに行くことのほか、ジムに行ったり勉強・散歩をしたりしていました。
自分の時間が多いので、使い方は自分次第!
非常勤講師のデメリット
生徒と関わる時間が短い
授業以外の時間で生徒と関わることがほぼないので、生徒と関わることができる時間はどうしても短くなってしまいます。
生徒と関わる時間を増やそうと思って長く学校にいることは自由ですが、そこにお給料は出ません😓
体育祭や文化祭、部活動のときに見せる授業の時とは違った表情がまたいいんですよね、、!
授業時間内だけで生徒のことを理解するのはなかなか難しいことで、できれば長い時間、いろんな場面で生徒と関わる時間が取れた方がいいなと思うこともありました。
非常勤講師はクラス担任や部活顧問をするわけでは無いので、生徒と関わる機会を多く取りたい人は非常勤講師だと物足りないかもしれません。
収入が不安定
非常勤講師は授業をやった分が収入になるので、祝日や時間割変更などで授業数が減ると、収入も減ります。
特に、授業がなくなる夏休みなど長期休暇ではお給料0。
副業可能というメリットはありましたが、アルバイトなどをしないと生活できないという現実に直面してしまいます。
高校で非常勤講師をしてた年の8月は放課後等デイサービスのバイトにたくさん入ったよ!
非常勤講師で働く場合、このような授業が減る期間の収入源の確保は大切です。
ぼくが新卒で非常勤講師をしたときは収入面の安定よりも授業をする経験の方が優先度が高かったのでそれでもよかったし、
中学校の非常勤講師をしたときは他に仕事があったので気になりませんでしたが、非常勤講師だけで生活しようと思うと、収入面の不安定さはデメリットかなと思います。
社会保険に入れない
新卒1年目、国民健康保険・国民年金・確定申告、全部自分で手続きしました😅
これは週の勤務時間や働き方によって変わってくるところになりますが、社会保険に入れなかったり、年度末には自分で確定申告をしなければならなかったりということも。
初めて自分で手続きすることになるので、わからないこともあり少し大変でした😅
ただ、勝手にやってもらえる環境ではなかったからこそ、この辺の知識を少し得られたと思えばいい勉強だったかなと個人的には思っています。
さいごに
この記事では、非常勤講師のメリット・デメリットを紹介しました。
- メリット
- 授業に専念できる
- 副業ができる
- 時間拘束が少ない
- デメリット
- 生徒と関わる時間が少ない
- 収入が不安定
- 社会保険に入れない
デメリットもあるけどメリットもあります。
ご自身の目的に合わせて、良いかもと思ったら働き方の選択肢の1つに考えてみてください!
こちらの記事が非常勤講師を検討してる方や働き方を知りたかった方の参考なれば幸いです😌
非常勤講師としての実際のぼくの生活について、下の記事で紹介しています⬇️