【2次関数の最小値・最大値】下に凸のグラフの場合分けを現役数学講師が解説!
こんにちは!はやとです!
今回は2次関数(下に凸)の最小値と最大値の場合分けについて解説していきます!
「場合分けが苦手!」
そんな生徒をよく見ますが、場合分けはパターンを覚えられればそんなに難しくありません!
是非この記事で一緒に理解していきましょう!
最小値の場合分け
![](https://flyhigh-m.com/wp-content/uploads/2023/04/cropped-S__104529924.jpg)
では、軸を動かしながら、二次関数の最小値の取り方がどう変化するのか見ていきましょう!
※定義域は0以上a以下とし、aは0より大きい定数とします。
軸が定義域よりも左側のとき
![](https://flyhigh-m.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1971-1024x1024.jpeg)
まずは軸が定義域の左側にある場合から。
このとき、図の様に定義域の中ではx=0のとき、最小値をとることになります。
軸が定義域の左側にあるとき、最小値は定義域の左端で取る
軸が定義域の中のとき
![](https://flyhigh-m.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1972-1-1024x1024.jpeg)
では次に、さっきのところから軸を右にずらして定義域の中に軸がある場合。
このときは図のようになり、最小値は頂点のところで取ることになります。
軸が定義域の中にあるとき、最小値は頂点のy座標
軸が定義域よりも右側のとき
![](https://flyhigh-m.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1974-1024x1024.jpeg)
そして最後に、さらに軸を右に動かして軸が定義域の右側に来た場合。
このときは図のように、定義域の中ではx=aのとき、最小値を取ることになります。
軸が定義域の右側にあるとき、最小値は定義域の右端で取る
まとめ
(i) 軸が定義域よりも左側のとき
最小値は定義域の左端で取る
(ii) 軸が定義域の中のとき
最小値は頂点のy座標
(iii) 軸が定義域よりも右側のとき
最小値は定義域の右端で取る
最大値の場合分け
では次に、最大値について見ていきましょう!
![](https://flyhigh-m.com/wp-content/uploads/2023/04/cropped-S__104529924.jpg)
最大値を考える場合は、定義域内でちょうど半分になるところを基準に、考えます!
![](https://flyhigh-m.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1979-1024x1024.jpeg)
今回も定義域は0以上a以下で考えていくので、ちょうど半分の値はa/2
軸がa/2よりも左側のとき
![](https://flyhigh-m.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1978-1024x1024.jpeg)
まずは軸がa/2の左側にある場合から。
このとき、図のようになり、定義域の中ではx=aのとき、最大値を取ります。
図では軸が定義域内にありますが、ここからそのまま左にどこまでズラしていっても最大値はx=aで取ります。
軸がa/2よりも左側にあるとき、最大値は定義域の右端で取る
軸がa/2よりも右側のとき
![](https://flyhigh-m.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1976-1024x1024.jpeg)
次に、軸を右にズラしてみて軸がa/2よりも右側に来た場合。
このときは図のように、定義域の中ではx=0のとき、最大値を取る。
こちらも、軸は定義域内でa/2よりも右にありますが、そのまま右にズラして定義域の外側にいっても最大値はx=0で取ります。
軸がa/2よりも右側にあるとき、最大値は定義域の左端で取る
軸がちょうどa/2のとき
![](https://flyhigh-m.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1977-1024x1024.jpeg)
ここまで、軸がa/2よりも右か左かで考えてきましたが、最後は軸がちょうどa/2のとき。
このとき、図のようにx=0のときとx=aのときの値は一致して、どちらも最大値ということになります。
軸がちょうどa/2のとき、最大値は定義域の両端で取る
まとめ
(i) 軸が定義域の半分より左側のとき
最大値は定義域の右端で取る
(ii) 軸が定義域の半分より右側のとき
最大値は定義域の左側で取る
(iii) 軸が定義域のちょうど半分のとき
最大値は定義域の両端で取る
さいごに
今回は、2次関数下に凸のグラフの最小値最大値について、場合分けのやり方を解説してきました!
下に凸のグラフで最小値を考えるときは
定義域の右か、左か、中か。
最大値を考えるときは
定義域の半分よりも右か、左か、ちょうど半分か
それぞれ3つ考えてあげればokなんです。
![](https://flyhigh-m.com/wp-content/uploads/2023/04/cropped-S__104529924.jpg)
わからなくなったときには図を描いて、軸を動かしてみて、今回のように考えてみてください!
上に凸バージョンはこちらの記事で解説しています⬇️
![【上に凸のグラフの最小値・最大値】場合分けのやり方を現役数学講師が解説!](https://flyhigh-m.com/wp-content/uploads/2023/11/CBDA0E03-1CBF-4418-B25D-7204EB6E24E4_Original-320x180.jpeg)
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確認したい公式が一目で見つかる、高校数学の公式をまとめた記事も公開しています⬇️
![【高校数学公式一覧】新課程に対応して現役数学講師が徹底解説!](https://flyhigh-m.com/wp-content/uploads/2024/01/DF4327B6-9600-475A-AABC-47ECB584E564_Original-320x180.jpg)
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![](https://flyhigh-m.com/wp-content/uploads/2023/04/cropped-S__104529924.jpg)
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